腑抜けの亜希子
一度騙されると、カモリストに載る事を亜希子は知らなかった・・・
忌まわしい悪夢も迷宮入りかと思われたある日の事、裁判所らしき所よりはがきが届いた
亜希子様、あなたが被害にあわれた事件が解決しました 押収していましたお菓子をお返しいたします つきましては、証拠品とのつき合せのため、同じお菓子をお送り下さい ・・・サギ田判事 wU^ェ^Uw オオー! 犯人が捕まったか! でも、突合せって写真や被害届出だけじゃいけんのかな? なんで、現物とつき合わせるんやろ? |
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しかし、お菓子の手持ちは無いし、ど〜しよ〜? 送らんとお菓子は返って来ん言うし・・・ しょうがない、あの手を使おう! |
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「あの〜ボス、お菓子の前借りのお願いなんですが・・・」 「実は、おっさんが入院して大変なんですわ」 「ありゃ〜!そうか、それは大変だなー」 「そういう事情ならしょうがないなー」 ホレッ(/・・)/⌒☆★☆ でも、お菓子・・・?? |
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ヾ∪^ェ^;∪ゞうへへ ちょろいもんや ガムに骨付きビーフにジャーキーにクッキーに・・・ 同じもの送らんと、返って来なんだらいけんからな でも、なんで判事の自宅宛に送るんやろ? 名前も、サギ田って変な名前だし・・・ |
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「おい、亜希子 パパはお菓子なんて食わんだろう?」 「まさか、お前が食うんじゃないだろうな」 「あっ、ボ、ボス!で、でも、お見舞いに酒では変でしょう?」 「それもそうだな〜 良い機会だ、酒は控えるように伝えてくれ」 「はい!ありがとうございます」 やっべ〜、バレルかと思ったぜ ^ェ^; |
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さ〜て、そろそろ暖かくなるし お菓子が戻ってきたら、いっちょ盛大に花見でもやるかな〜! ヾ∪^ェ^;∪ゞうへへ 一人にやつく亜希子だった(笑) |
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カタ・カタ・カタ・・・ そんな時、同期のまさる刑事からメールが来た・・・ 「何か変わった事は無いか?」 「詐欺師のカモリストに、お前が載ってたぞ」 U+_+Uげっ!「ホントかよ!」 「サギ田って言う奴なんだが、一足違いで逃げられてしまった」 ......\U≧_≦Uぎょぇぇぇ 「またかよ〜」 |
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「ねえ兄ちゃん、アッコおばちゃん、また騙されたってホント?」 「そうなんだよな〜、知らせたけど遅かった」 「可哀想にね〜」 「まさる兄ちゃん刑事でしょ・・・助けてやんなよ」 「そうだな、チエも手伝えよな」 「うん!」(=^・^=) |
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「ママ〜大変だよ!TV見て!」 「亜希子おばちゃん、また騙されたんだって・・・可哀想に」 「えっ〜、またなの?」 「実名で報道されちゃって・・・可哀想にね〜」 「なんとか助けてあげたいねえ〜」 「僕達も手伝うから、なんとかしてあげようよ ママ〜!」 ∪`ェ´∪ノ オウ! |
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『腑抜けの亜希子』・・・何時しか誰もが噂をするようになっていた サギ尾にサギ田・・・あ〜ぁ〜! こうなりゃ、みんなに頭下げて助けて貰おうかな〜・・・ 続く・・・かもしれない^^ |