まさか、ここへ島流しとはな〜、とんだ計算違いだったな U+_+U げっ!あ、あれはサメじゃね〜か!そんなのありかよ! |
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島での生活や労働は過酷なものだった 看守はこん棒をブンブン振り回し、威張り散らしていたのだ 「ここは地獄の一丁目だ、タダ飯ばかり食ってんじゃないぞ!もっと働け!」 「オマエの腐った根性を入れ替えてやるからナ、覚悟しろよ!」 ・・・くっそ〜、今に見てろ〜! |
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それに、構造改革のしわ寄せなのか、毎回の食事は食べ残しの芋だった 「海のそばなんだから、たまには刺身でも食わせてくださいヨ」 「おめ〜、極悪犬のくせに贅沢言うんじゃない!」 「これは有名な鳴門金時だぞ!ありがたく食え!」 こんな虐待が許されるもんか!絶対、世間に告発してやる! |
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ある日、亜希男は医務室のドアをノックした 「すみません先生、昨日の貝掘り作業で怪我をして、痛くて歩けません」 亜希男は、カニをからかって挟まれた、小さな傷を見せた |
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「あら!大したことないけど、今日は特別に休んで良いわ」 Dr ラブは、診断書を書いて、亜希男に休養を取らせた 「辛いだろうけど我慢するのよ、いつかきっと良い事もあるからね」 「私も、ここのやり方には批判的なの・・・」 |
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上手く行ったぞ・・・ でも、ラブ先生ごめんよ 先生だけは優しくしてくれて、この恩は忘れないよ 逃げるなら今だが、この海にはサメが居るんだよな〜! 亜希男は一瞬、ちゅうちょした |
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え〜い!サメがなんぼのもんじゃい! 食えるもんなら食ってみろ!食ったら化けて出てやる!・・・ 亜希男は意を決して、恐怖の海へジャンプした |
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サメの恐怖と戦いながら、必死で泳ぎ続ける亜希男・・・ 神様お願いします、サメに食われませんように・・・犬カキ・カキ く、くいて〜! |
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「サンくん、亜希男が行方不明らしいね、死んじゃったのかな?」 「うん、サメの海に飛び込んだって目撃情報があるんだけど・・・」 「思い余って自殺したんじゃないかって噂だけど、ハチくんはどう思う?」 情報員のハチとサンダーは、捜査会議で今後の対策を話し合った |
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はな調査員やインディ亜希子の懸命の捜索にもかかわらず、手掛かりは掴めなかった 「はなちゃん、見つからないね〜」 「やっぱりサメにやられちゃったのかな?なんだか可哀想だね〜」 ・・・結局、亜希男を発見出来ないまま、生死不明として処理された |
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しかし、亜希男は夕闇にまぎれて、とある浜へ泳ぎ着いていたのだ さすがにサメも、亜希男を食うほど悪食ではなかったらしい・・・ 「ほっといてくれ!」∪`ェ´∪ |
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「ざま〜見ろ!ついに脱出したぞ〜〜!」 久しぶりに泥んこ遊びを楽しむ亜希男がそこにいた・・・ つづく・・・と思う?(笑) |