「ん? お前は亜希男じゃないか!生きていたのか!」 「はい、なんとか・・・実はお願いがあるのですが」 「このままじゃあ、幽霊犬のまんまですから、何とかしてくれませんか?」 「真面目になるならお安い御用だが、どうだ?」 「はい、これからは真面目に働こうと思います」 |
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「それともうひとつお願いが・・・放浪中、こいつが後を付いてきて困ってたんです」 「ともこって言うんですが、面倒を見てはくれませんか?」 「そんなお願いされたって、こ、困るがなー!」 「そこをなんとか・・・」 |
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「可愛いけどな〜」 「あのね、扶養家族が居た方がリストラされにくいんですよ」 「それに、少々の失敗も大目に見てもらえるんとちゃいます?」 「なるほど、そう言うメリットがあるか・・・」 「とにかく、ママに頼んでみよう」 |
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「亜希子で手一杯で、そんな余裕は無いの、ごめんねチビちゃん」 「わ〜〜ん!お姉ちゃ〜〜ん!そんな事言わないで〜!」 「なんでもしますから・・・お願いしま〜す!」 「お、お姉ちゃん!そ、そこまで言われたら、しょうがないわね〜^^」 「こいつ、チビのくせに、世渡り上手なやっちゃな〜!」 |
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「これでお別れだな、元気でな」 「うん!おじさんが居なかったら、私はどうなっていたか・・・」 「この恩は一生忘れません」 「そんな事言われると照れるじゃね〜か」 ^ェ^;> |
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「おじさ〜〜ん!元気でね〜!」 「ありがと〜〜〜!」 UTェTU ウル・ウル 「これから寒くなるから、風邪なんか引くんじゃないぞ〜!」 |
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「さあシャンプーして、きれい・キレイしましょうね・・・」 「ずいぶん苦労したみたいだけど、もう安心して良いのよ」 「わぁ〜!温かくってすっごく気持ち良いです」 |
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「さあ、特訓を始めるよ!おやつを貰う時はこうやるんだよ」 チョウダイ!チョウダイ!・・・ 「難しいな〜私にはちょっと無理かな〜?」 「お前はまだ小さいからな、少しづつマスターすればいいよ」 「ハイ!頑張ります!」 |
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「よ〜し!頑張って立派な情報員になるぞ〜!」 「亜希子さん、よろしくお願いしま〜す」 「うちを母親だと思って、なんでも相談するんだよ」 「は〜い、お母ちゃんですね」 ^ェ^ ウレシイ〜! 亜希子は、娘が出来た思いで嬉しくてたまらなかった |