怪事件続発!
支持率低下を気にした情報局は、早期の解決を各部署に命じた
しかしその後も“どんぐりトトロ事件”など怪事件が続発し、犯人は依然として浮かび上がらなかった
そんなある日、亜希子&ともこは休暇を利用して、天・海上保安官の出産見舞いに出かけた
「てんちゃん、おめでとう!小天’sちゃん達は元気?」 「てんちゃん始めまして、ともこです・・・オメデトウございます」
「亜希&ともちゃん、来てくれてありがとう。お陰でみんな元気だよ」
「わ〜、お行儀よく並んじゃって・・・可愛いね〜!」 「ほんと、可愛いですね〜!わたしみたい」ヾ(- -;)
「ところで天ちゃん、先日のフェリー・マグロ漁船衝突事故では、全員が救助されて良かったね〜」
「そうなのよ、私は産休中だったけど、ほんとに良かったわ」
「そう言えば、カモメ班が捜索海域へ行く途中、河原で奇妙な足跡と菜花が荒らされているのを見たそうよ」
「その時は捜索最優先だったので、気にしなかったそうなんだけど・・・」
「へ〜!それは怪しいね、ありがとう、さっそくあたってみるね」
さっそくバーディとアンディ両情報員は河原へ急行し、居合わせたバッタに職務質問をした
「ねえバッタ君、何か知らないかい?」
「ヾ(--;)ぉぃぉぃ、俺たちゃかりにも殿様なんだぞ、“君”はないだろ〜」
「それに、ものを尋ねるのに、そんな高いところからとは失礼じゃないか?」
「あはは...ごめん、ごめん」^ェ^;
「じゃあ、こんな格好で失礼しますよ・・・バッタの殿様、なにかご存知ないですか?」
「あのな、そいつらかどうか知らんが、美味そうに河原の菜花を食ってた奴なら居たぞ」
「そうでしたか・・・それはどんな奴でしたか?」
「こちとら視線が低いんで、はっきりとは見てないけど・・・」
「覚えてる範囲で結構です、モンタージュ写真作成に協力お願いします」
こうして、気位の高い殿様バッタの証言から、モンタージュ写真を作成した
「ありゃ〜!このゲジゲジ眉はともべえじゃないのか?」
「あっ!こっちはオジサンそっくりだ!」
亜希&ともの証言により、亜希男とともべえが重要参考犬として、捜査線上に浮かび上がった
「君たちはこの2匹、見かけなかった?」 「そんな奴あ、知らニャーヨ!」
「ねえねえメバル君、こんな2匹は知りませんか?」「そんな奴、知らね〜よ!、それより、はやく逃がせっつ〜の!」
「文句は、あなたを釣ったわたしのボスに言ってよね」
はなは情報屋のフリーターにゃんこや海の見張り番メバルにも聞いてみたが、聞くだけ無駄だった(笑)
ぽん情報員は、捜査車両の中から、道行く怪しい2匹連れはいないかと目を光らせていた
ハチ情報員は寒桜の、レディ教官は桃の花の花見会をキャンセルして懸命の捜査に当たっていた
「あの2匹が犯犬だとしたら、まったく人騒がせな2匹だな〜、落ち着いて花も楽しめないよ」
「花見は良いとして、なんとか息子たちに手柄をたてさせてやりたいものだわ・・・」
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「おい!ともべえ、俺たちどうも指名手配されてるみたいだぞ。お前、何かしでかしたんか?」
「い、いえ、な〜んにも悪い事なんか・・・多分してないと思うんだけどな〜」
「大根だったら、こそっと齧ったことがあるけど・・・」^ェ^;
「だよな〜、河原の菜花なんて齧っても良いはずだし・・・」
なぜか釈然としない思いのする2匹であった・・・
つづく・・・??
友情出演(敬称略)
天ファミリー(天・誇伯・情心・彩羽)・バーディ・アンディ・はな・ぽん・ハチ・レディ
ふりだしに戻る? ひとつ戻ってみる?